輸血のQ&A > Q4
   
Q4. 血液製剤の色調が他のLot.と異なるが使用可能か?

人由来の血液製剤は、原料として用いられた献血者血液による個体差が生ずる。

  • <赤血球-M・A・P>
    赤血球製剤は鮮紅色から黒っぽいものまで色調は一定しない。 血液バッグ本体と交差適合試験用セグメント・チューブの色調の比較をし、明らかな差がある場合には使用しない。 長期保存中(採血後21日以降)のエルシニア属菌による黒変が報告されたことから色調に関する問い合わせがあるが、 個体差による場合が多く、いずれも使用可能であった。なお、疑わしい場合には血液センターへ連絡する。
    ☆参照資料:輸血情報「9608-28」(PDF47KB)「0203-69」(PDF46KB)
  • <FFP>
    白く濁っていることや黄色がやや強いことがあるが、献血者の食事等の影響によるもので品質的には問題ない。
    ☆参照資料:輸血情報「9312-6」(PDF330KB)
  • <PC>
    蛍光灯下での保存中、数時間で黒緑色に変化した例がある(科学的な裏付けはないが、再現実験により確認)。 当該製剤の無菌試験は陰性であり、血漿中の成分が光により何らかの化学変化を起こし黒っぽくなったと推測されること、 さらに原因物質が特定できていない為使用可能とは言えない。
  • <アルブミン>
    淡緑色を呈していることがあるが、原料血漿に含まれるビリルビンが酸化されて緑色のビリベルジンへ 変化するとともに生ずる現象であり、品質的には問題ない。 その後ビリベルジンは徐々に分解され黄褐色から赤褐色へ変化する。 この色調はロットや製造後の経過期間によっても多少の差異が生じる。
    ☆参照資料:輸血情報「0102-63」(PDF72KB)